理念など


理念

当団体は、幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道を創ることにより、北海道における自殺対策の促進に寄与することを目的としています。自殺とは、遺された人たちを悲しみと後悔の苦しみに至らせる「悲しい死」です。そして、本人との関係が親しいほど、自殺するほど抱えていた悩みや苦しみに気づいて救いきれなかった悲痛の想い、自責の念に長年苦しみ続けるケースが非常に多くあります。当団体は、このような「悲しい死」である自殺に追い込まれる人たちを減らし、幸せに生きて「幸せに死ぬ」ことのできる人たちを増やしたいと強く考えています。広大で自然豊かな北海道が、道民一人ひとりが幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道だと実感できるようになることを目指し、活動を展開して参ります。

活動方針

当団体は、設立時より多種多彩な取り組みを展開して参りましたが、活動方針は一貫して、地元で自殺予防活動をはじめたい北海道民の支援に取り組み続けて参りました。当団体は、北海道全域を活動範囲とし、北海道に暮らす北海道民を活動対象としています。一人でも多くの北海道民が、自分の暮らす「地元」で「自殺予防活動をはじめたい」という想いを抱くようになっていただき、そうして、当団体がそのための支援を行います。そして、私たちは「自殺予防」という重たいテーマの取り組みであっても、仏頂面で重たい雰囲気で活動に邁進するのではなく、「せっかくやるなら楽しんで取り組もう」という方針を掲げています。

対外的基本姿勢

我々は、北海道で自殺対策に取り組む団体・機関が、

お互いのスタンスの違いを拒絶せず理解し合い、支援ネットワークを築くことが必要だと考える。

より多くの北海道民に向けて、問題解決に至る自殺以外の選択肢を周知すべく、

今後も他団体とのコラボ活動を積極的に行う姿勢を貫くものである。

メンバー綱領

我々は北海道を慈しむ者である。

我々は幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道をつくる尊い理念を掲げる者である。

我々はその理念に使命感と誇りをもって活動に邁進する者である。

スローガン

『天命成就』(尾垣洋輔)

自殺予防団体-SPbyMD-の理念である「幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道をつくる」を天命とし、これを成就できるようメンバー一人ひとりが志として持っています。活動では迷いごと・困りごと・大変な作業での怠さなど色々なことが身に降りかかってきますが、そうした時に「天命成就」のスローガンを思い出して、自分を鼓舞しています。

 

『九転十起』(竹内典彦)

自殺予防団体-SPbyMD-は創立10周年を迎えましたが、これまでには講演会に人が全く集まらないなどの困難が続きました。しかし、だからといって決して「自分たちの活動はきっと需要が無いんだ…」などと諦めることなく、地道に継続していくことの大切さを表したスローガンです。何度失敗しても最後に花開けばよい、という思いが込められています。

JR野幌駅前にて自殺予防街頭啓発活動を行う勇姿
JR野幌駅前にて自殺予防街頭啓発活動を行う勇姿